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30.自虐の詩

WHATSMAN@NNN

先日、BBSにMっぺ(@東区)が
泣ける漫画として推奨していた「自虐の詩」。

昨日も書き込みがあったので、
RE:として書き込もうと思ったが、
思いのほか長くなったので、
これは日記として挙げんともったいねえ、
ってことで、
今日も怒涛の連荘、まんが道。

「自虐の詩」@兼田良家

jigyaku

で、この漫画。
スタイル的には4コマ漫画。
内容的にはLOVEといっていい。

基本的な登場人物はたったの二人。
ちょいちょい、
隣のおばちゃんとか、
バイト先のおっちゃんとかがでてくるが、
やくざモンの男「イサオ」と、
とにかく献身的な女「ユキエ」。
この男女のドラマ
男は絵に描いたようなチンピラ男。
飯がまずい、とテーブルをひっくり返すタイプ。
そのはちゃんめちゃな男に、
女が尽くしていくのがこの漫画のメインだが、
まじでその尽くし方が半端ない。

4コマで終わるし、
その内容自体は、
展開も読めることも多く、
単調ともいえるんだが、
そのループにより、
その威力が爆発的に広がっていく。
いろいろな形で尽くしている幸江の姿が
徐々に浸透していく。
いつの間にか撃たれて、
最終的には、まさしく涙を誘う。
この辺のループ感はある種、HIPHOPか?>HEDZ

っていうか、この漫画。
上巻と下巻ではかなり印象が違う。
ってことで、上・下巻を分けて、
適当に感想を書き殴るしかねえ。


上巻に関しては、
上記の通り、幸江の献身的な愛がメイン。
ループ感も強い。

にしても、
あれだけ愛されたら、まじで幸せやろう。
幸江は、ぜんぜんかわいい顔とかしてないんだが、
いつのまにか、クソかわいく見えてくる。

またまた先日のソウヤとの談義の話で申し訳ないが、
この辺に関しても、ソウヤがパンチラインをだしとる。

「ここ数年、俺は誰からも愛されてない。
まじで俺は愛に飢えとる。
愛がクソほしい。
愛されてないと、心がすさむ。
俺は追いかける恋とかしたくない。
まじで、愛されたい。
そしたら、俺も愛すしね。
俺は俺を愛してくれる奴を求めとるんよ」@ソウヤ

なんなんかしらんが、
最近は、愛を語るソウヤ。
おかしいものでも食ったんやろう。
挙句は、

「愛をください。WOW WOW
愛をください。ZOO」@ZOO/エコーズ

を口ずさむSKILL。
恐ろしい男よ。

話を戻して漫画。

「なんでそんなろくでもない男をあいしつづけるのか。
もっといい男はいくらでもおるやろっ」

的なことをいう登場人物も何人か登場するが、
その声には、耳をかさないユキエ。
愛の形に正解はない、からだろう。

ここで1節ほど、挙げときたい歌詞がある。
邦楽に関しては、
SION、長渕、尾崎などの
漢歌い屋くらいしか聞かない俺だが、
この曲だけは別。
マジでクラシック@俺評価。


「幸福論」@椎名林檎


*************


時の流れと空の色に
何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に

あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉、全てを守り通します。

君が其処に生きているという真実だけで
幸福なのです。


*************

まじで圧巻。
この曲を聴いたときは、もうすでに愕然@AU。
そこに生きとるだけ幸せ、ってくそすげえ。
どんだけかっ、ってところなんだが、
はっきり言って、俺もそう思われてえ。
いや、おれだけじゃねえ。
ソウヤだってそうやし、
基本的には誰だってそうやろう。
俺の哲学を守ってくれ、ほんと。

っていうか、幸福なんて、そんなもんよ。

話をもどそう。
漫画。
上巻に関してはそんなところ。

で、下巻。
はっきり言わせてもらえば、
上巻は下巻への布石でしかない。
まじで下巻はえらいことになっとる。

4コマという形式をとりながらも、
内容的には完全にストーリー物と思える展開。
とにかくスゲエ。
現在にも戻ったりするんだが、
基本は幸江の過去。
その辺で、
すでに目から水(@ワシ馬鹿でショウの人)が出るやろうが、
なんといっても、終盤部。

もうすでに愕然(@AU)

特に、物心つく前に別れた母へむけた手紙を書く辺りは
まじで圧巻としかいいようがねえ。
終盤の疾走感、畳み掛けは、まじですばらしい出来。
涙をこぼれさす輩も多いのではないか。

幸せとは何か、不幸せとはなにか、
いやそんなもんは関係ないのか、
そんなことを深く考えさせられた。

とにかく、上・下巻セットで読む必要がある漫画。
後半のたたみかけも、前半部があってこそのもの。
そう考えると、かなり良く出来た漫画なんかもしれん。

まぁ俺的には、
嗜好の部分でペン4本。
が、5本が出てもおかしくない作品やろう。

クラシックの紹介を感謝>Mっぺ
この辺の漫画は人から紹介されん限り読まん。
紹介してくる相手によっては、
はなから読まんことも多々。
その辺は、かっとるよ、実力を>Mッぺ

にしても、
いまどき、このタイプの女性が
REALに存在するかどうかはしらんけど、
一昔前にはおったようなイメージがある。
そういう献身的な気持ちをわすれとる
「求めるだけ」の恋愛をしたがるGALには、
ぜひとも、読んでもらいたい。
襟を正してもらうしかねえ。

まぁ、それが正しいかどうかはわからんが、
俺個人としては、そんなところ。

っていうか、
ココを読んでいる人にGALが居るとも思えんから、
書いても意味がねえな。くそっ。

今日はこんなもんで。

ピース。



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